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駐車場経営
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執筆 tochi simulator lab 編集部

駐車場経営は何台から?1台〜20台の収支比較と考え方

この記事の想定読者: 空き地や自宅の空きスペースを駐車場にする場合、何台から検討する価値があるかを先に知りたい方。

空き地や自宅の空きスペースを駐車場にする場合、「何台から検討する価値があるか」は多くの方が最初に持つ疑問です。結論から言うと、駐車場経営という事業に法律・制度上の最低台数の定めはありません。台数そのものではなく、台数×賃料×稼働率×管理コスト×初期整備費の組み合わせで、検討する価値があるかどうかが決まります。

台数から必要な土地の広さを知りたい場合は坪数別の台数早見表、逆に自分の土地の坪数から収入を知りたい場合は坪数別の収入記事をご覧ください。本記事は「台数がすでに決まっている、または台数の選択肢を比較したい」場合の入口です。

この記事の結論

台数の下限
制度上の定めなし
5台・中位賃料の年間収入(経費前)
約61万円
5台・中位賃料の年間収入(経費後)
約58万円
目次

駐車場経営に法律上の最低台数の決まりはない

月極駐車場という契約形態にも、駐車場経営という事業にも、「何台以上でなければならない」という法律・制度上の定めはありません。1台からでも駐車場として貸し出すこと自体は可能です。

ただし、通路(切り返しのためのスペース)を確保する必要があるかどうかで、台数ごとの面積効率は変わります。1〜2台であれば車路を取らずに済む配置がしやすい一方、3台以上になると出入りのための通路を見込む必要があり、早見表の目安(約15㎡/台、サイト内の暫定係数)に近づきます。「何台から検討する価値があるか」を判断するには、台数を賃料・稼働率・コストと組み合わせて年間の収支を見る必要があります。

1台・2台なら: 自宅の空きスペース・駐車場シェアとの違い

1〜2台程度の規模では、月極駐車場として募集する以外にも選択肢があります。

  • 自宅の空きスペースをそのまま貸す: 舗装や区画整理をせず、今ある1台分のスペースを貸し出す方法です。初期費用を抑えたい場合の選択肢で、自宅の駐車場を貸す記事で条件を確認できます。
  • 駐車場シェアサービス(akippa等): 月極のような固定契約ではなく、1日単位で貸し出す方式です。稼働率が需要によって変動する点が月極と異なります。akippaオーナー収入の記事で仕組みと収入の目安を確認できます。

月極として1〜2台を募集する場合は、稼働率85%(サイト内の暫定係数)を前提にした年間収入を、下の比較表の1台・2台の行で確認してください。

3台・5台・10台・20台の収支比較表

3台以上は通路を含めた配置が前提になります。台数(区画数)がすでに決まっている場合の年間収入を、賃料水準別に比較します。

台数・賃料水準別の月極駐車場収入比較(経費前後・固定資産税を含まない)
台数賃料水準月額賃料稼働率年間収入(経費前)年間収入(経費後)
1低位7,000円85%7万円7万円
1中位12,000円85%12万円12万円
1高位20,000円85%20万円19万円
2低位7,000円85%14万円14万円
2中位12,000円85%24万円23万円
2高位20,000円85%41万円39万円
3低位7,000円85%21万円20万円
3中位12,000円85%37万円35万円
3高位20,000円85%61万円58万円
5低位7,000円85%36万円34万円
5中位12,000円85%61万円58万円
5高位20,000円85%102万円97万円
10低位7,000円85%71万円68万円
10中位12,000円85%122万円116万円
10高位20,000円85%204万円194万円
20低位7,000円85%143万円136万円
20中位12,000円85%245万円233万円
20高位20,000円85%408万円388万円

賃料水準は低位: 千葉県柏市・松戸市の掲載下限、中位: さいたま市内の計算例と同じ想定額、高位: 東京都世田谷区の掲載下限です。年間経費率5%(サイト内の暫定係数)を差し引いた金額を経費後としており、固定資産税は含みません。台数はいずれも「区画数がすでに確定している」前提の試算で、土地の広さから台数を割り出す場合は坪数別の台数早見表を先にご確認ください。

5台・中位賃料(月12,000円/台)の場合

  • 年間収入(経費前): 5台 × 12,000円 × 12ヶ月 × 稼働率85% = 612,000円 → 約61万円/年
  • 年間経費(サイト内の暫定5%): 612,000円 × 5% = 約3.1万円/年(固定資産税を除く)
  • 年間収入(経費後): 612,000円 − 30,600円 = 約58万円/年(固定資産税を除く)

賃料・稼働率は地域と契約状況で変わるため、上の比較表で自分の想定に近い賃料水準を確認してください。

あなたの土地は、どう活用できる?

何台から検討する価値があるか: 損益分岐点の考え方

「何台あれば黒字になるか」は台数だけでは決まりません。次の4つを組み合わせて考えます。

  1. 台数: 上の比較表の年間収入(経費後)
  2. 初期整備費: 1台あたり約7〜18万円が目安(サイト内の坪単価係数16,000〜40,000円/坪 ÷ 約4.5坪/台で概算。整地・アスファルト舗装・ライン・車止めを含み、砂利仕上げならこの下限を下回ります)
  3. 回収年数の目安: 初期整備費 ÷ 年間収入(経費後)。台数が少ないほど1台あたりの初期費用の影響が大きくなります
  4. 空車リスク: 稼働率85%はサイト内の暫定係数であり、公的統計や地域の実測平均ではありません。台数が少ないほど、1区画の空車が年間収入全体に与える影響は大きくなります

まとめ: 台数から逆算して概算してみる

駐車場経営は「何台から」という決まった基準があるわけではなく、台数×賃料×稼働率×コストの組み合わせで検討する価値があるかが決まります。1〜2台なら自宅の空きスペースや駐車場シェア、3台以上なら月極かコインパーキングかを、上の比較表とあわせて検討してください。自分の土地の坪数・所在地の相場を入れて概算したい場合は、シミュレーターで7方式を横並びに比較できます。連絡先の入力は不要です。


この記事はサイト内の暫定係数(稼働率85%・年間経費率5%・初期費用16,000〜40,000円/坪)に基づく概算です。実際の台数、収入、経費、初期費用は土地の個別条件、地域相場、契約・見積により変動します。

あなたの土地は、どう活用できる?

よくある質問

Q. 月極駐車場は何台からでないと契約できませんか?
A. 月極駐車場という契約形態、駐車場経営という事業自体に、法律上の最低台数の定めはありません。1台からでも貸し出せますが、通路を要するかどうかで台数ごとの面積効率が変わります。
Q. 何台あれば黒字になりますか?
A. 台数だけでは判断できません。地域の賃料水準・稼働率・管理コスト・初期整備費の組み合わせで変わるため、本記事の比較表とシミュレーターで自分の条件に近い数値を確認してください。
Q. 1台や2台でも駐車場経営といえますか?
A. 契約形態としては成立しますが、1〜2台は自宅の空きスペースをそのまま貸す方法や、駐車場シェアサービスのほうが初期費用や手間の面で選ばれやすい規模です。

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